水栽培でも鉢植えでも楽しめるヒヤシンス。

  • 2019.01.24
水栽培でも鉢植えでも楽しめるヒヤシンス。

ヒヤシンスは多年草の球根植物で2月から4月ぐらいに甘い香りの綺麗な花を咲かせます。色もピンクや水色、紫など種類があるので好みに合わせて育てることができます。

 

 

昨シーズンは水栽培で育てました。 時期は11月が適期で遅くても12月初旬には始めたほうが良いですが、こちらは12月半ば。ギリギリセーフと言ったところです。

水栽培にはいくつかコツがあります。庭植えの場合、秋に植え付けをするので、発芽まで暗く冷たい土の中で過ごすことになります。 なので水栽培の場合も同じように球根に寒さを感じさせなければなりません。水栽培を始める1カ月ほど前は寒い場所で球根を管理します。冷蔵庫に入れておくのも良いですね。この作業をしないと茎が伸びる前に花が咲き始めてしまったり、貧弱な株になったりします。

 

ちなみに球根を育てる容器ですが、水栽培用の容器も沢山売っています。 でもなかなか気に入ったものがなかったりして…。かと言って球根のサイズに合う容器もなかなかありませんよね…。

 

 

こちらのガラス容器を使いたいなと思ったのですが、口が大きくて球根のサイズに合いません。

 

 

ということで、こちらを作ってみました。針金で球根サイズに輪を作り、容器にかける為の4本をネジネジするだけ!

 

 

こんな感じです。これがあれば好みの容器で育てられます。

 

 

水栽培を始めて1ヶ月程経った頃。ここまで伸びました。 発芽したら今度は明るい窓辺などに置き、日光を沢山浴びさせてあげると良いです。

水は週に一度、根にキズが付かないように変えてあげていました。水の量は球根の底がギリギリ浸かるぐらいです。 あまり入れすぎるとカビたり腐ったりしてしまうようです。

根っこがどんどん伸びて水も腐りやすいので根腐れ防止剤を使うのも良いですね。

 

 

こちらを容器の底が隠れるぐらいに敷いておくと良いでしょう。

 

 

1月の終わりに開花しました。茎もしっかり伸びて大きく育ちました。甘い香りが部屋中に漂います。まだまだ寒い季節ですが、春を感じさせてくれます。

 

こんなこともありました。茎の下からまた蕾が! なんと双子ちゃんでした。1つの球根から2つも花が咲くなんてラッキーですよね。

 

 

こちらが双子ちゃんの片割れ。こちらは茎があまり伸びませんでしたが、咲き始めが何とも言えず可愛いかったです。

ヒヤシンスはあまり花持ちがよくないですが、枯れてきた花殻は病気のもとになるのでこまめに摘み取ったほうが良いです。

水栽培のヒヤシンスは花後どうすれば良いか迷いますが、次の年も咲かせたかったので鉢に植えることにしました。

花が終わったら根が傷つかないように取り出して高さが30センチほどの鉢に植えました。葉が枯れる6月初めに掘り起こして球根を管理しておきます。掘り起こすまでは肥料もあげたほうが良いです。

 

 

10月下旬にとっておいた球根を今シーズンは鉢植えにすることにしました。球根は頭が出るくらいに植えます。

土は水はけの良いものを選び、球根植物用の土に植えました。チューリップやムスカリ、クロッカスなどにも使えるので便利です。

1カ月半程で発芽し始め、今は植えた3つとも無事発芽し、順調に伸びてきています。花が咲くのはまだ先になりそうですが、楽しみに待ちたいと思います。